【新作速報】ユリス・ナルダン/ダイバー アトール
皆さま、こんにちは。
本日はユリス・ナルダンより7月10日に発表されたばかりの新作をご紹介します。
これまでのブログでもご紹介してきた通り、ユリス・ナルダンといえばマリンクロノメーターで世界に名を轟かせ、その高精度な技術とあわせて近年は“スケルトンX”シリーズや“フリーク”に見られるような、前衛的なデザインにも注目が集まる時計ブランドです。
そして、この度発表された新作がこちら。
DIVER ATOLL
ref. 8163-182B1LE-9A-ATOLL/3A
価格:2,497,000円(税込) 2024年7月現在
世界限定100本
【注目ポイント①:ダイヤル】
何といっても目を惹くのは、ダイヤルではないでしょうか?
クリソコラ(珪孔雀石)と呼ばれるストーンを使ったダイヤルです。
まるで宇宙から見た地球のような美しい青緑色の天然石で、珪酸塩鉱物の一種で、銅を含む鉱物が風化することによって生成される岩石であり、銅鉱床の酸化帯で産出されます。
クリソコラは古代からジュエリーや装飾品に用いられてきました。
これまでコミュニケ―ション、理解、調和などにまつわるテーマに関連付けられることが多い素材ですが、神秘的で心を落ち着かせる美しさは、瞑想やリラクゼーションの石としても人気があるようです。
この天然石の比類のない模様により、手作業で切り出された文字盤は一つとして同じものがないのも魅力ですね。
【注目ポイント②:ケース】
100本限定で発表されたこのモデルはステンレススティール製のケースとなっていますが、これには80%のリサイクル・ステンレススティールを使用しており、ユリス・ナルダンのサスティナブルな取り組みへの変わらぬ決意を反映しています。
【注目ポイント③:ムーブメント】
本機には、Cal. UN-816が搭載されています。
288,000振動、パワーリザーブは42時間の自動巻きムーブメント。
シリシウム製のガンギ車とアンクルを使用したが特徴です。
シリシウムとは金属に似ていますが、特に硬度などその特性を持たない半金属です。
主に半導体、トランジスタ、マイクロプロセッサの製造分野で一般的に適用されており、超小型回路および集積回路のエッチングの基盤として使用されています。
時計製造を含む高精度なマイクロメカニカル機器の分野において、シリシウムは最適な一連の特性を備えていると言われています。
シリシウムについては、もう少し深いお話になりそうなので、また別の機会でお知らせしますね。
いかがでしたか?
ユリス・ナルダンの魅力がふんだんに盛り込まれた新作ですね。