W&W現地リポート『パルミジャーニ・フルリエ』
パルミジャーニ・フルリエのブースはとてもシンプルです。
優しく上品な雰囲気が漂っています。
今年のパルミジャーニは、メゾンの原点といえる『トリック』のリニューアルが主な新作です。
トリックは創業者ミシェル・パルミジャーニがパルミジャーニブランドで最初に作ったモデルで、シンプルな中にパルミジャーニらしさの詰まった時計です。
CEOのグイド・テレーニ氏曰く、今回の新型トリックのテーマは『プライベート・ラグジュアリー』。
華美でなく、シンプルで落ち着いたデザインや中間色を使ったカラーリングで、ゆとりのある上品な雰囲気を纏うといった意味だそうです。
イタリア人であるテレーニ氏はファッションにも精通していて、上質な素材でシンプルなデザイン、柔らかい色を着こなすのが今の大人のお洒落だとのこと。
ファッション業界では『クワイエット・ラグジュアリー』というそうです。
新型トリックは文字盤とストラップに上品な中間色が使われていて、ファッション上級者向けの仕上がりです。
文字盤は銀のパウダーや海の塩を水と混ぜ合わせてペースト状にしたものを擦りつけて、ざらざらのテクスチャーに仕上げています。
このような特殊な仕上げや珍しいカラーの文字盤は、パルミジャーニのグループ会社のカドランス・エ・アビヤージュがあるから作ることができるそうです。
本当にシンプルで上品です。
ケース径は40.6mmで、手巻きのゴールド製キャリバーを搭載しています。
ツインバレルによって精度も安定するそうです。
トリック・クロノグラフも発表されています。
ピンクゴールドのケースにブラウンの文字盤です。
こちらも手巻きのゴールド製キャリバー。仕上げが芸術的です。
トンダPFマイクロローターにも新作『トンダPFノーデイト・ゴールデンシエナ』が登場しました。
既存のモデルはデイト付きですが、こちらはデイト表示なし。デイト付きと同じ40mmです。
ゴールデンシエナとは文字盤のカラーの呼び名で、イタリアの町シエナにちなんでいるそうです。
トンダPFスケルトンのプラチナモデルも発表されました。
オープンワークの文字盤はダークブルーでシックな印象です。
ムーブメントもシックなカラーに仕上げられています。
その他、まだ情報を公開できない新作もありますが、公開可能になった時にお知らせしますので、どうぞお楽しみに。