【ユリス・ナルダン】 マリーン トリピユール ムーンフェイズ アベンチュリン
皆さま、こんにちは。
本日はユリス・ナルダンより2023年に発表された、とても美しい時計をご紹介します。
<マリーン トリピユール ムーンフェイズ アベンチュリン>
ULYSSE NARDIN(ユリス・ナルダン)
モデル名:マリーン トルピユール ムーンフェイズ アベンチュリン
品番:1193-310LE-3A-AVE/1A
ムーブメント:自動巻き(自社製キャリバー UN-119)
ケース素材:ステンレススティール
ベルト:ブルー アリゲーターストラップ
ケース径:42mm
ユリス・ナルダンのなかでも特に人気の高いマリーン トルピユール。
ユリス・ナルダンは19世紀から20世紀にかけて、船舶用クロノメーターの製造を行っていた実績を持っています。その精度の高さが評判となり、50以上の海軍や測地研究所、天文台に供給されていました。
日露戦争時の日本海海戦において、連合艦隊旗艦を務めた三笠にも搭載されていたといいます。
そのような史実や安全な航海の貢献を踏まえて、2007年に新時代のクロノメーターとして開発されたのが、フランス語で魚雷(=torpilleur/トルピユール)の名が与えられた「マリーン トルピユール」です。
古典的なマリーン クロノメーターを模しているだけあって、文字盤の視認性は抜群。
ベゼルは全面にフルート装飾が施されていて、横から見た立体感をより高めるアクセントとなっています。
更に、この時計の最大の魅力の一つはアベンチュリンを使用した文字盤。
アベンチュリンは13世紀、ガラス工房が集まるヴェネチアのムラーノ島で、ある職人が銅の粉を溶けたガラスの鍋の中に落としてしまったことがきっかけとなり、偶然の産物として発見された。
内包された金属片がキラキラと神秘的に輝くことが特徴ですが、壊れやすく腕時計のパーツとして成立させることが難しいため、ごくわずかなブランドしか採用できていないと言われています。
【キャリバーUN-119】
ユリス・ナルダンが設計から組み立てまで行うマニュファクチュールムーブメント「キャリバーUN-119」。
合成ダイヤモンドの融合で強化したシリシウム製のヒゲゼンマイと、ダイヤモンドシル製のガンギ車およびアンクルを備えており、耐摩耗性や耐衝撃性の向上が図られています。
シリシウムは金属に似ていますが、特に硬度などその特性を持たない半金属です。
時計業界の中ではユリス・ナルダンいち早く研究・開発をし、採用した素材です。他では半導体やトランジスタ、マイクロプロセッサの製造分野で超小型回路および集積回路のエッチングの基盤として使用されているそうです。
時計製造を含む高精度なマイクロメカニカル機器の分野において、シリシウムは最適な一連の特性を備えています。
いかがでしたか?
確かな技術に裏打ちされた、ユリス・ナルダンらしい美しい時計です。
300本の限定生産ですので、お早めに是非、店頭にて確かめてみて下さい。