Watches & Wonders2023現地リポート パルミジャーニ・フルリエ

 

 

パルミジャーニ・フルリエの今年の新作はトンダPFシリーズから出ています。

まだ情報公開できない新作もあるため、今回は公開できるモデルのみ紹介いたします。

 

 

まず、『トンダPF ミニッツラトラパンテ』です。

このモデルは現行の『トンダPF ラトラパンテ』に続く、パルミジャーニ独自の機構を備えた複雑時計です。

 

 

このモデルは一言でいうとトンダPFラトラパンテの進化版です。

現行のラトラパンテが短針のひとつをプッシャーで動かしてホームタイムとローカルタイムを1時間単位で動かせるのに対し、こちらはプッシャーで長針のひとつを5分単位と1分単位で動かせる機能になっています。

通常は長針の下に重なっているピンクゴールド製のもうひとつの長針が、8時位置のプッシャーを押すと5分、10時位置のプッシャーで1分単位でジャンプします。

そして、リューズ先端のプッシャーを押すと長針がリセットされて2本の長針が重なるようになっています。

 

 

この機能によって、分単位の計測が必要なイベントなどの時に一定の時間にわたって分の微調整を行うことが出来るそうです。

この上なくシンプルで美しいデザインの中に秘めた、実用に根差した複雑機構。

これこそパルミジャーニ・フルリエの精神を体現する1本だと思います。

 

■トンダPF ミニッツラトラパンテ

Ref.PFC904-1020001-100182

ケース径40.0mm、ケース厚10.7mm　ステンレススティール製、6気圧防水

ムーブメント：自社製自動巻き（Cal.PF051）パワーリザーブ48時間、21,600振動

スプリットミニッツ機構

価格：¥4,389,000税込み（予価）

 

実機の入荷時期を楽しみにお待ちください。