アート作品に最も近い腕時計『オクト フィニッシモ ローラン・グラッソ』
皆さま、こんにちは。
今回は、アート作品に最も近い腕時計といわれている、ブルガリの限定モデル『オクト フィニッシモ ローラン・グラッソ』を紹介させていただきます。
■ブルガリのデザイナーと現代アーティストとのコラボ作品
「オーロラ、流星、日食…。誰もが一度は見てみたいと願っているこれらの自然現象が、つねにあなたの手元にあり、いつでも眺めることができるとしたらどうでしょう。」
これが、ブルガリウォッチのデザインディレクター、ファブリツィオ・ボナマッサ・スティリアーニとアーティストのローラン・グラッソとのコラボレーションによって生まれた『オクト フィニッシモ』限定モデルの背景にあるビジョンです。
ローラン・グラッソは次のように語っています。
「魔法のような形をした、ユニークな虹色の雲を思い浮かべました。」「浮遊する粒子と凍った無数の水滴によって回析された光が様々な色で雲を輝かせ、虹色が生まれます。この現象に魅せられた私は、ファブリツィオとの対話を通してそれをダイヤル上に再現することを模索し始めたのです。」
ダイヤルに配された3つの針が、夜の空に浮かび漂っているかのように見えます。グラッソの解釈は、私たちに見えているものは現実なのか、それとも単なる幻想なのかという知覚の境界を曖昧にします。
真鍮製のダイヤルとチタンのブレスレットはPVD加工が施され、ミッドナイトブルーの色あいは非常に均一なマットに仕上げられています。その卓越した仕上げは、メタリック顔料を使用したスクリーンプリントによって印刷された雲によって、生き生きとした深みのある印象です。
■見えないものを捉えるアーティスト、ローラン・グラッソ
ローラン・グラッソの世界を体現し、神秘と魔法のオーラを纏ったこの時計のケースバックには、彼のサインが入っています。ローラン・グラッソは20年以上にわたり、目に見えないもの、触れることができないものについて、ビデオ、写真、彫刻、インスタレーションを通じて探求を重ねてきました。浮遊する目、動く天体、不穏な雲などが登場する彼の作品は、物体やエレメンツが融合し方向感覚を見失うような曖昧な雰囲気を生み出すことで、どこまでが現実でどこまでが夢なのかを私たちに問いかけてくるのです。
彼の作品に良く見られる雲は夢のシンボルであり、天と地上の間に浮かぶ非日常的で儚い存在となっています。時計のダイヤルにスクリーンプリントされた雲は、時を刻む針とともに彼の芸術世界の主要テーマのひとつを想起させます。
■フランスの現代アーティスト『ローラン・グラッソ』
過去でもなく未来でもない。見たことはあるけれど、存在はしない。そんなアートを生み出し続けているアーティスト、ローラン・グラッソ。
ローラン・グラッソは1972年生まれ、フランス・ミュルーズ出身。パリとニューヨークを拠点に、映像、絵画、彫刻、インスタレーションといったさまざまな手法の作品を制作し、フランスのオルセー美術館やグラン・パレ、ポンピドゥー・センター、東京の森美術館やソウルの国立現代美術館、北京のレッドブリック美術館、ロンドンのヘイワード・ギャラリー、ハーシュホーン美術館など、世界各国で展示を行っています。2015年に芸術文化勲章のシュヴァリエを受勲し、2018年にマルセル・デュシャン賞を受賞しています。
グラッソの作品は、歴史的資料や化学文献のリサーチから始まり、神秘的な出来事や伝説、超常現象などを描き出しています。
■特別仕様のボックス
世界限定200本のこの時計には、ユニークなメタリックブルーのスペシャルボックスが付属しています。ずっしりと重量感のあるケースの内側には、ローラン・グラッソのサインも入っています。
■「オクトフィニッシモ ローラン・グラッソ 限定モデル」Ref.104005
ムーブメント:BVL138極薄機械式ムーブメント、厚さ2.23mm、自動巻き、パワーリザーブ60時間
ケース:直径40mm、厚さ5.0mm、ブルーPVDサンドブラストチタン製
防水性:3気圧
文字盤:ブルーPVDを施した文字盤と針、メタリック顔料を使用したシルクスクリーンによる雲
裏蓋:雲とローラン・グラッソのサインがあしらわれたシースルーケースバック
ブレスレット:ブルーPVDチタン製ブレスレットと一体化されたDLCチタン製フォールディングバックル
世界限定200本
価格:3,168,000円(税込)
■まとめ
いかがでしたか?
ブルガリと現代アーティスト、ローラン・グラッソのコラボウォッチは、まさに腕に着けるアートといえる特別な存在感で、オーソドックスな時計とは違った楽しさを味わうことのできる時計です。
ぜひ店頭でその魅力をご確認ください。
20 , December , 2024