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パルミジャーニ・フルリエの魅力 ~ケース・ダイヤル編~

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皆さま、こんにちは。

1996年にミシェル・パルミジャーニによって創業されたパルミジャーニ・フルリエ。

 

そのブランド力を高めているのが、サンド・ファミリー財団に力を借りて集められた5つの関連会社であり、マニュファクチュールを構成する5社のサプライヤーはパルミジャーニ・ウォッチメイキング・センターと呼ばれています。

これにより“時計全体の95%を自社生産が可能”と言われるほどの垂直統合を可能にしている事がパルミジャーニ・フルリエの最大の特徴であり、魅力とも言えます。

本日は前出の5社のうち、ケース・ダイヤルを受け持つ2社をご紹介していきます。

 

 

実は「レ・アルティザン・ボワティエ」と「カドランス・エ・アビヤージュ」は本社のあるフルリエではなく、ラ・ショー・ド・フォンを拠点としており、ともに同じ建物に入居しています。

 

 

【レ・アルティザン・ボアティエ(LAB) ~ケース製造~】

LABはラ・ショー・ド・フォンを拠点とし、パルミジャーニ・フルリエのケースメーカーとして2000年にサンド財団が取得しています。

 

どのモデルも、まずデザインオフィスにて3Dで設計されたのち、CNCマシンにより加工され、その後は職人の手で溶接、研磨、最後の仕上げが行われています。

その工程は鍛造ではなく切削加工することで、複雑な形状のケース開発・製造を可能にしていています。

 

この会社は現在もパルミジャーニ・フルリエ以外に20社近くの高級ブランドのケースを製造しているそうです! さすが、名門サプライヤーですね。

 

 

【カドランス・エ・アビヤージュ ~文字盤製造~】

文字盤は時計の顔であり、パルミジャーニ・フルリエの時計の時計はまず文字盤に目が留まります。

 

レ・アルティザン・ボワティエと同じ建物に入居しているカドランス・エ・アビヤージュは、ダイヤルを製造するサプライヤーです。

2005年12月、自立した生産体制を整えるために設立されるのと同時にパルミジャーニ・フルリエのウォッチメイキングセンターに統合され、文字盤の開発、製作、仕上げを担当しています。

 

文字盤も基本的にはケース同様、さまざまな素材を職人たちがCNCマシンを用いてカットすることから始まります。

加工された素材は、専門の職人が研磨、電鋳メッキ、カラーリング、艶出し、表面仕上げが施され、最終的にはスケールやインデックス、針などのパーツを取り付ける工程へと進んでいきます。

文字盤は時計の顔となるだけあってひとつの工程ごとに必ずチェックされ、品質基準を満たさないものは弾かれて次の工程へ移ることはできないそうです。勿論、その工程のほとんどが職人の手作業によるものです。

 

 

いかがでしたか?

現CEOのグイド・テレーニ氏は、とあるインタビューで『ラグジュアリーとは何か?』という質問に対して、ラグジュアリーとは最高であることの表現だと語ったそうです。 そしてラグジュアリーとは感情に訴えるものであり、価格ではなく何を与えてくれるかということこそが重要なのだと。

 

控えめでありながらも、愚直にそのクオリティに拘り続ける点がパルミジャーニ・フルリエの最大の魅力の一つではないでしょうか?

是非、店頭でその魅力を体感してみて下さい。

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