ココ・シャネルの波乱の人生と名言たち

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皆さま、こんにちは。

前回のシャネルのブログで今年のカプセルコレクション『クチュール・オ・クロック』とココ・シャネルのルーツである裁縫について触れました。

今回はココ・シャネルの波乱に満ちた人生と、そこから生まれた名言について触れてみたいと思います。

 

■感性の人シャネルの、現代に通用する女性の生き方

ココ・シャネルは、ファッションを通じて女性の生き方に革命を起こしました。そして女性の社会的立場が低かった時代、女性の自立を強く意識して自らの仕事に徹した彼女の姿は、新しい時代をつくるリーダー像といわれています。

そして、これは現代の働く女性にとってもメッセージを投げかけているようです。

「あなたはどんなふうに幸せな自分を創っていくの?」

「わたしは私のやりかたで手にいれたわよ」

こんな風に問いかけているように思います。

 

■孤児院で育ったココ・シャネル

1883年8月19日、フランス南西部の田舎町ソミュールでココ・シャネルは生まれました。ココ・シャネルには4人の兄弟がいました。父親は外をふらついてばかりで家のことは母親にまかせっきりで、母ジャンヌは子供たちのために必死で働き家計を支えていました。

そして彼女が12歳の頃に母ジャンヌが病気で亡くなってしまいます。

子育てに無関心だった父親からは捨てられ、ココ・シャネルは孤児院や修道院で生活することになりました。

18歳になり、修道院で裁縫を学んだココ・シャネルはお針子として卒業し、裁縫店で働きはじめます。

その傍ら、歌手を目指していた彼女は様々なオーディションに挑戦していたそうです。

その頃によく歌っていたのが『Qui q’ua vu coco dans le trocadero(トロカデロでココを見たのは誰)』。この歌をキャバレーで歌っていたことから、ココ・シャネルの愛称で呼ばれるようになったといわれています。

 

■ファッションの新たな時代を作ったシャネル

歌手の夢を果たせなかったココ・シャネルは1910年にパリのカンボン通りに帽子店を、1912年にはドーヴィルにブティックをオープンします。彼女の店は富裕層にたいへんな人気となり、その名前は瞬く間に知れ渡っていきました。

それまでの女性の服装は、コルセットで締め付ける長いスカートのドレスを着るのが主流でした。

ココ・シャネルは『女性の体を自由に』をモットーに、男性のスーツから着想を得たツイードやジャージー素材のスーツを生み出し、女性の服装に革命を起こしました。

そのスタイルは現代の女性の洋服の基礎になっているといわれています。

 

1926年に誕生した『リトル・ブラック・ドレス』は、装飾されたドレスが主流の時代に斬新な影響を与え、ファッションの影響を大きな変化をもたらしました。ブラックの生地に浅めのラウンドネック、腕にフィットするロングスリーブで余計な装飾のないドレスは、”モダンな女性のユニフォーム”として絶賛され、究極のエレガンスの象徴になりました。『常に引き算を。余計なものは付け足さない』というココ・シャネルのポリシーは、ファンションを愛する人たちのスタイルの指針として、今も受け継がれています。

1920年代にはフレグランス『シャネルNo.5』を発表し、ココ・シャネルは化粧品やジュエリーなどを次々に発表するなど精力的に活動し続けました。

第二次世界大戦中には多くの店を閉店しますが、その後1954年にカムバックして女性の社会進出に影響を与え続け、1971年に87歳の生涯を閉じました。

 

■ココ・シャネルの名言たち

ココ・シャネルは不遇な幼少期を経験し、苦労の多い人生を歩んだのちに成功しました。ココ・シャネルはそんな人生経験から、数多くの名言を残しています。

その一部を紹介します。

「美しさは、あなたがあなたらしくいると決めた時に始まる」

「私は好きなことしかしない。私は自分の人生を、自分の好きなことだけで切り開いてきたの」

「醜さは許せるけど、だらしなさは絶対に許せない」

「流行は変化していくもの。だけどスタイルは永遠」

「ファッションは建築。全体のバランスが重要なの」

「ラグジュアリーとは心地いいもの。そうでなければラグジュアリーとはいわない」

「20歳の顔は自然の贈り物。50歳の顔はあなたの功績」

「上品とは、内面が外見と同じくらい美しいときのことをいう」

 

■最もシャネルらしいウォッチ『プルミエール』

シャネルは、メゾン初のウォッチとして1987年に『プルミエール』を製作しました。フレグランス『シャネルNo.5』のボトルストッパーと同じ八角形のケース、ブラックラッカーで仕上げた文字盤、シャネルを象徴するハンドバッグのチェーンブレスレットなど、まさにシャネルの世界を表現したウォッチです。

世の女性たちの憧れとして語り継がれる『プルミエール』のオリジナルモデルが35年の時を経て復刻し、現在また人気の的になっています。

プルミエール エディション オリジナル

・品番:H6951

・ケース:ステンレススティールに18Kイエローゴールドのコーティング、3気圧防水

・ブレスレット:ステンレススティールに18Kイエローゴールドのコーティング、ブラックレザーを編み込んだチェーンブレスレット

・サイズ:26.1×20×7.6mm

・ムーブメント:クォーツ

・価格:1,045,000円(税込)

 

■まとめ

いかがでしたか?

貧しい子供時代を過ごしたココ・シャネルは、その人生経験を生かして女性ファッションに新たな時代を築きました。その道のりは決して楽なものではなかったはずですが、だからこそ彼女の言葉には深みがあり、現在でも多くの人にその名言は語り継がれています。

そんなシャネルの作品を、ぜひ店頭でお楽しみください。

 

2 , August , 2024

 

 

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