ジュネーブ最後の夜
ジュネーブ最後の夜は旧市街の『Chez Bacchus』へ。
ここはショパールのオーナー、カール・フリードリッヒ・ショイフレ氏が所有するワインレストランです。
レストランの隣には同じくショイフレ氏が持っているワインショップが。すごいお宝ワインがたくさんあります。
テーブルには燭台がありクラシックな雰囲気ですが、決して固くなく居心地のいいお店です。
前菜はガスパチョにしました。爽やかで春らしいです。
オーナーのショイフレ氏はフランスにシャトーを所有しているほどのワイン通で、グラスワインの品揃えも凄いです。白はブルゴーニュに。
メインは牛肉のタリアータにしました。
赤はボルドーに。濃い味のタリアータによく合います。
デザートは洋梨のタルトです。
食事していると、なんとオーナーのカール・フリードリッヒ・ショイフレ氏が現れました。
ショイフレ氏は毎年ミッレ・ミリアに参戦していたりワイナリーを所有していたりと、趣味の面でもとことん追求するパワフルな紳士。
まさか会えるとは思っていなかったので、驚きと感激で大興奮です。
店内が賑わってきた頃、バンドが現れました。
テーブルをまわって演奏していきます。
なんと、ギターボーカルはショイフレ氏の義理の息子さんだそうです。
ショパールは家族経営のブランドですが、まさかレストランのバンドまで家族がやっているとは驚きです。
私たちのテーブルにも来て、リクエストに応えてくれました。
ものすごく盛り上がって、楽しい夜が更けていきました。
ショパールはオーナー会社で本当にやりたいことだけをやり続けるブランドだということは知っていましたが、実際にレストランを訪れてみて、ここまで好きなことを追求し仕事を楽しんでいることに感動し、またショパールというブランドが好きになりました。
本当に素敵なジュネーブ最後の夜でした。