ドイツの名門”ジン”というブランドについて
皆様こんにちは。今回はドイツの時計名門ブランド”ジン”のについてご紹介させて頂きます。
ジン の正式名は、ドイツ語で「Spezialuhren(ジン スペツィアルウーレン)」日本語では「ジン特殊時計会社」という意味です。
パフォーマンスに優れ、機能かつ技術的に卓越したメーカーで、独自のテクノロジーによる時計製作が特徴です。
創業は1961年。ドイツ軍パイロットで飛行教官でもあったヘルムート・ジンが自らの名前をブランドに冠し、フランクフルトでパイロット用の時計を作り始めたのが発端です。戦闘機のコックピットクロックの製作をはじめ、宇宙で自動巻きの腕時計が作動することを世界で初めて証明したことにより、ジンのパイロットウォッチは大きく飛躍します。
1994年には、スイスの名門ウォッチブランドのエンジニアも務めたローター・シュミットがジン社を継承。
優れた耐磁性能を実装したモデル244が誕生したことを発端に、独自のテクノロジーを駆使し視認性、機能性を最重要視したプロユースなパイロットクロノグラフやダイバーズウォッチ、財政や金融に携わる人のためのファイナンシャルウォッチなど幅広い製品を展開しています。
「使うためだけの時計」作りが≪ジン≫の哲学です。重要なのは機能で、そのため、ジンの時計には実際に役立つ機能のみ搭載され、1994年から経営を引き継いだ工学士ローターシュミットにより他ブランドには見られない数々の独自のテクノロジーも実現。ダイバーやパイロット、GSG9(ドイツ連邦警察局特殊部隊)などのプロフェッショナルたちにも強い信頼を寄せ、過酷な環境の中でその実用性の高さを実証しています。
そのような歴史あるブランド ジンから新作の356.FLEGER.KLASSIC.Wについてご紹介致します。
”FLIEGER”とはドイツ語でパイロットを意味し、1940年代に世の中に出回っていたデザインを彷彿とさせるクラシックなパイロットウォッチです。
1996年に日本のジンの輸入代理店が企画して実現した手巻きモデルで、356.FLIEGER.HDという日本限定300本製造されたモデルがありました。FLIEGER/フリーガーというシリーズ名に象徴されるように、ケースはコンパクトな直径38.5mmのステンレススチール製で、強化アクリルの風防を備えていました。日本企画のニュースはヨーロッパのジン愛好家の間で話題となり、ジン社には日本以外の国での発売を求める声が数多く寄せられたといいます。この要請に応えてジン社では1998年に自動巻きの356.FLIEGERを発表し、現代に至ります。
今作の356.FLIEGER.KLASSIK.Wも356の伝統的なスペックでありDIN規格(ドイツ工業規格)に準拠した耐衝撃性、耐磁性、耐水性を兼ね備えています。
ドーム型のアクリル風防を採用することでよりクラシックな佇まいになりますね。
オリジナルの356と同じケースサイズ38.5㎜も継承しています。
ダイヤルとカウンターのカラーを2色にしたバイカラーも現代的です。
クラシックとモダンが融合した新たな356.FLIEGERを是非とも店頭でご覧下さい。
品番:356.FLIEGER.KLASSIK.W
ムーブメント:自動巻クロノグラフSW510
ケース素材:ステンレススティール
ストラップ:ステンレススティール
風防:強化アクリル
防水:10気圧
価格:¥627,000 (税込み)