華麗な復刻を遂げた、シャネル『プルミエール』の魅力とは
皆さま、こんにちは。
2023年のシャネルウォッチの中で、世界で最も人気が高かった『プルミエール・オリジナルエディション』。
シャネル初の腕時計として1987年に誕生し、35年の時を経て2022年に復刻を果たしたプルミエール・オリジナルエディションについて、今回は少し掘り下げてみたいと思います。
■輝かしいシャネルの歩み
ガブリエル シャネル、通称『ココ シャネル』。
ラグジュアリーブランドは数多くありますが、創業者、そしてデザイナーの名前がここまで広く知られているブランドはないでしょう。
伝説は、1910年、帽子店をオープンしたパリのカンボン通りから始まりました。シンプルでエレガントなスタイルはたちまちセンセーションを巻き起こし、ドーヴィルやビアリッツといったリゾート地に続々とブティックを出店。1921年にはカンボン通り31番地にもクチュールハウスをオープンさせました。
その才能はモードだけにはとどまらず、同年に初めての香水、『CHANEL N°5』を、続いて1924年にはメークアップコレクションを発表。ガブリエル シャネルが関わるものはすべて大成功を収め、トータルラグジュアリーメゾンとしての礎と絶対的な名声を築きあげたのです。
■シャネル初の腕時計『プルミエール』の誕生
ガブリエル シャネルの没後も彼女が築き上げたエレガンスは受け継がれ、1983年にアーティスティック ディレクターに就任した天才デザイナー、カール・ラガーフェルドによって、シャネルはさらなる隆盛期を迎えます。そんな華やいだムードのなか、1987年に初めての本格腕時計が発表されました。
『プルミエール』
フランス語で「最初の」「最高の」を意味するこの時計は、それまでモード界でも数々のセンセーションを巻き起こしたように、ウォッチ&ジュエリー界にも大きな衝撃をもたらしました。
プルミエールはこれまでの腕時計にはなかった女性らしさを随所に取り入れた、まさに”女性のため“の腕時計でした。
■特別な場所、ヴァンドーム広場がモチーフのケース
プルミエールのケースはシャネルにとって特別な場所である、パリのヴァンドーム広場を上から見た形をモチーフにデザインされています。
ガブリエル・シャネルの生活圏はフォーブル サントノーレ29番地のアパルトマン、カンボン通り31番地のブティック、ヴァンドーム広場を見下ろせるホテル・リッツのスイートと、パリ中心地の数ブロックに収まっていました。
そして現在ヴァンドーム広場18番地にはハイジュエリーの本拠地が構えられています。
ガブリエル・シャネルは1937年から彼女が亡くなる1971年までの34年間、ヴァンドーム広場に建つホテル・リッツのスイートで暮らしました。
そんな特別な場所ヴァンドーム広場と同じ形をしたプルミエールにはガブリエル・シャネルの思いが表現されています。
■アイコニックなブレスレット
ブレスレットはイエローゴールドのダブルチェーンにレザーを編み込んで作られています。
シャネルのアイコンのひとつ、『2.55』ハンドバッグのチェーンから着想を得たこのチェーンストラップは、女性らしさと力強さを兼ね備え、しなやかな着け心地です。
■細部まで凝った仕上げ
インデックスを排したブラックのダイヤルは15層のブラックラッカーで仕上げられ、その深みのある“黒”は究極にシンプルでエレガント。
サファイアクリスタルにはエメラルドカットを施し、その立体感はまるで宝石のようです。
そしてリューズにはカボションカットのオニキスがセッティングされ、デザインのアクセントになっています。
■プルミエール・オリジナルエディション
品番:H6951
ケースサイズ:26.1×20×7.6mm
ケース素材:ステンレススティールに18Kイエローゴールドのコーティング(0,1ミクロン)
ダイヤル:ブラックラッカーダイヤル
ブレスレット:ステンレススティールに18Kイエローゴールドのコーティング(0,1ミクロン)、ブラックレザーを編み込んだチェーンブレスレット
ムーブメント:高精度クォーツムーブメント
防水性:30m
価格:968,000円(税込)
※ブレスレットはサイズ調整不可で、S・M・L・XLの4サイズ展開です。
■まとめ
いかがでしたか?
シャネルの要素がふんだんに取り入れられた『プルミエール・オリジナルエディション』。
そこには創業者ガブリエル・シャネルのセンスと彼女の磨き上げたエレガンスが詰まっています。
そんな最もシャネルらしいウォッチ『プルミエール・オリジナルエディション』を、ぜひ店頭でご覧ください。
26,January,2024