【新作情報】CHANEL・J12
皆さま、こんにちは。
本日は、シャネルより9月27日に発表されたばかりの新作をご紹介します。
(左)J12 キャリバー12.1(ブラック×K18イエローゴールド)
(右)J12 キャリバー12.1(ホワイト×K18イエローゴールド)
【J12の歩み】
「シャネル」初の機械式腕時計として、2000年に発表されたJ12。
当初はブラック セラミックのみの展開でしたが、03年にホワイト セラミックが追加されました。
そのデザインを手掛けたのは、18歳でシャネルに入社し40年もの長きにわたってアーティスティックディレクターの重責を担った故ジャック・エリュ。
パリのヴァンドーム広場や、香水「シャネル N°5」のボトルストッパーに範を取ったレディースウォッチプルミエール(1987年)のデザインも手掛けた人物です。
彼のチームが新しい男性用腕時計の開発に着手したのは1993年頃。そのコード名は「エクス・ニヒロ」(ゼロから生ずるの意味)であったと言われています。
2019年にはそんなJ12が大きく変わります。
その頃には「シャネル」はすでに、G&Fシャトランという類まれな外装工房を傘下に有しキャリバー1.に始まる自社製ムーブメントの製造も手掛けるようになっていました。
リニューアルのコンセプトは「何も変えずに、すべてを変える」。
キーとなったのは、シャネルも資本参加している“ケニッシ”によるオリジナルムーブメントの導入でした。
チューダーやブライトリングといった時計業界の本格派たちと基本設計を共有する新しい心臓は、従来機よりもさらに繊細でハイエンドな存在だったのです。
それに伴い、スティール製のソリッドバックだったケース裏まで高耐性ハイテク セラミック製となり、さらにシースルー化されています。
細かい部分の改良はあったものの、腕にした感覚はまさにJ12そのまま。
古典ゆえに何も変えられないという制約を逆手にとって、すべてをゼロから作り直した新生J12は、新たなアイコンとして生まれ変わったのです。
今回発表されたモデルはベゼルやリュウズに18Kイエローゴールドを使用し、針・インデックスにもゴールドの仕上げを施して、ブラック・ホワイトのフェイスに新鮮なアクセントを添えています。
また、COSC(スイス公認クロノメーター検査協会)認定のオートマティックムーブメント“キャリバー 12.1”を搭載し、高い防水性も実現。
軽く耐傷性にも優れた高耐性セラミック素材を採用しており、シャネルならではの華やかなデザインは、まさに唯一無二です。
ホワイトブラック共に素晴らしい仕上がりですが、特にブラックとイエローゴールドの組合せが、落ち着いた中にも色気があり大人の魅力をアップさせてくれるように感じました。
ref. H9540
ref. H9541
COSC*認定オートマティックムーブメント“キャリバー 12.1” ※シャネルが一部株式を保有する Kenissi製
ガルバニック仕上げのイエローゴールドプレーテッド ローター
パワーリザーブ : ~70時間
防水性:200m
ゴールド重量:10,10g
価格:2,310,000円(税込)
実機もすでに到着し、店頭で確認いただけます。
気になる方は是非、この機会に足をお運びくださいませ。