戦闘機ファントムへのオマージュから生まれた限定ウォッチ『556.F-4.Ⅱ』
皆さま、こんにちは。
今回は、戦闘機のコックピットクロックからその歴史が始まったジンならではの限定モデルを紹介いたします。
2023年の新作で、『ファントム』の愛称で知られるジェット戦闘機、F-4ファントムにちなんだ日本限定のパイロットウォッチ第二弾『556.F-4.Ⅱ』です。
■人気の戦闘機へのオマージュから誕生した限定モデル
2021年に発表した『F-4ファントム』第一弾は、日本の航空自衛隊に1971年から50年間にわたって日本の空を守ってきたF-4ファントムⅡが退役したことを記念して製作されました。
ジンで最もシンプルなモデル556をベースにしたパイロットウォッチで、これまでにないユニークなデザインが時計ファンだけでなく航空ファンの間でも話題になりました。
第一弾は黒文字盤にアラビア数字のモデルで、発売後すぐに完売しました。
今回の新たな『556.F4』は、ネイビー文字盤にバーインデックスのデザインになり、すっきりと見やすい文字盤に仕上がっています。
■名機F-4ファントムⅡ
F-4ファントムⅡはアメリカ海軍のために開発された艦上戦闘機で、1958年の初飛行からアメリカ海軍や空軍をはじめ世界中の多くの国々で採用されてきました。
その独特なプロポーションには多くのファンがいましたが、採用国での退役が進み、日本の航空自衛隊でも2020年12月に最後のF-4装備飛行隊となった第301飛行隊がその運用を終え、翌年3月の岐阜基地でのラストフライトでその50年の歴史に終止符が打たれました。
現在航空自衛隊にに配備されている戦闘機には、最新鋭のステルス戦闘機『F-35A』やF16をベースに日本の地理的特性に合わせて改良した『F-2A』、そして米空軍でも活躍している航空自衛隊の主力戦闘機『F-15イーグル』など高性能な戦闘機があり、長年活躍してきたF-4ファントムは定年退職のような形でこのたび退役となったのです。
F-35A(出典:JASDF公式HP)
F-2A(出典:JASDF公式HP)
F-15イーグル(出典:JASDF公式HP)
■文字盤に描かれた部隊マーク
556.F-4.Ⅱには前作同様、航空自衛隊でF-4ファントムを装備していた8つの飛行隊の部隊マークが文字盤に描かれています。
第301飛行隊(茨城県百里基地)『カエル』
第302飛行隊(茨城県百里基地)『オジロワシ』
第8飛行隊(青森県三沢基地)『黒ヒョウ』
第305飛行隊(茨城県百里基地)『梅花』
第306飛行隊(石川県小松基地)『イヌワシ』
第304飛行隊(福岡県築城基地)『天狗』
第303飛行隊(石川県小松基地)『ドラゴン』
偵察航空隊第501飛行隊(茨城県百里基地)『キツツキ』
シースルーの裏蓋から見えるローターには、ファントムのオフィシャルキャラクター『スプーク(Spook)』が描かれています。このキャラクターは、F-4ファントム戦闘機とともに多くのファンに愛されています。
556.F-4.Ⅱ
■日本限定200本
■F-4装備飛行隊8つの部隊マークを文字盤に配置
■ステンレススティール製
■両面無反射サファイアクリスタル
■シースルーケースバック
■ローターにファントム公認キャラクター『スプーク』
【ムーブメント】
SW200-1、自動巻、26石、28,800振動、パワーリザーブ38時間、耐磁製4,800A/m(DIN8309準拠)
【ケース・ベルト】
サテン仕上げのステンレススティール製ケース&ブレスレット
両面無反射サファイアクリスタル、ねじ込み式リューズ
■ケースサイズ:直径38mm×厚さ11mm
■税込予価:429,000円
■まとめ
いかがでしたか?
ドイツ軍パイロットで飛行教官だったヘルムート・ジンが創業したジン社は正式社名を『ジン特殊時計会社』という、プロフェッショナルな任務のための時計に特化した時計メーカーです。
現在の社長のローター・シュミット氏が親日家として知られることからも、日本の航空自衛隊にちなんだこの限定モデルは他にないジンならではの1本だと思います。
ユニークでどことなく愛らしい8つの部隊マークも、身に着ける楽しみになりそうです。
ぜひ、店頭でご覧ください。