世界で最も美しいレース『1000 Miglia』とショパール
皆さま、こんにちは。
イタリアは今、華やかなイベントの真っ最中ですね。
自動車好きの方はご存じかと思いますが、そう、『ミッレ ミリア2023』です。
今年は6月13日から17日までの5日間の日程で、本日6月16日はレース4日目。今日はパルマからアレッサンドリアを通ってミラノへと向かう旅程です。
■世界で最も美しいレース
愛好家たちから『世界で最も美しいレース(la corsa piu bella del mondo)』と謳われる『1000 Miglia(ミッレ ミリア)』。
1927年から1957年まで開催され、一度その歴史に幕を閉じていましたが、その20年後の1977年に『ミッレ ミリア・ストーリカ』として復活します。
黎明期のミッレ ミリアの雰囲気を大切にするため、参加できる車は当時参戦していた実車とその同型車のみ。つまり、今から66年以上前の車だけが参加できるレースです。
イタリア語で“1000マイル”を意味するミッレ ミリアは今年で41回目の開催となり、その名の通り1000マイル以上の距離を走るレースです。
今年は世界28か国から405台のヴィンテージカーが参加しているそうです。
レースは北イタリアのブレシアからスタートし、首都ローマを折り返し地点にゴールのブレシアまでイタリア中部をぐるりと回って戻る、2000km以上の道のりを走り抜けるルートになっています。
イタリアの地図にルートを書き込んでみましたが、相当長い距離ですね。石畳の多いイタリアで、この距離をクラシックカーで走り抜けるのはかなり過酷です。
初日はブレシアを出発してチェルビア・ミラノマリッティマで終了し、2日目はさらに南下してローマまで。
3日目はローマから北上しシエナを通ってパルマで終了。4日目はアレッサンドリアを通って北イタリアのミラノに到着します。
5日目はブレシアの姉妹都市であるベルガモを通過してスタート地点の町ブレシアに戻り、シティサーキット(市内一周)とともにレースは終了。夕方から祝賀会が開催されるスケジュールになっています。
イタリアの美しい景色の中を宝石のように美しいクラシックカーが走り抜ける姿を見るために、たくさんの観客が集まるそうです。
■1000 Migliaの4つのモットーとショパールの情熱
スタートとゴール地点の町ブレシアと自動車やミッレ ミリアの関係は深く、この町のアイデンティティにもなっています。
そして、ミッレ ミリアを主催する団体には4つのモットーがあります。
ユニークネス:有名な場所や秘境がもたらす、忘れられない人生の瞬間を生きることができる
レース:ルートに隠れる様々な危険を楽しむことができる、類を見ない旅
美しさ:スタイルの文化。通過する街ごとの芸術的でユニークな魅力に触れることができる
情熱:伝統を守りながら卓越性の追求をする
(1000 Miglia 公式サイトより引用)
ショパールは1988年から『1000 Miglia』のワールドスポンサーとオフィシャルタイムキーパーを務めています。
ショパール共同社長のカール=フリードリッヒ・ショイフレ氏は次のように語っています。
「私は、このラリーに参加するために必要な資質を明確に理解しています。なぜならそれは、ショパールの時計職人の資質ととてもよく似ているからです。」
レースへのスピリットとチームの絆、スピードとスタイル。そして、計時が極めて重要な意味を持つ世界。1000 Migliaレースとショパールとの組み合わせは、カール=フリードリッヒ・ショイフレ氏のクラシックカーへの情熱から生まれたのです。
カール=フリードリッヒ・ショイフレ氏は1989年から毎年このレースに参加していて合計で30,000マイル以上の距離を走破していることからも、彼の自動車に対する大きな愛が感じられます。
■ショパール『ミッレ ミリア ウォッチ』
ショパールを代表するモデルのひとつ『ミッレ ミリア』のデザインはクラシックカーをモチーフにしています。
往年の名車の内外装やカラーといった特徴を、ディテールに細かく再現しています。
そしてショパールの伝統的なスポーツウォッチ『ミッレ ミリア』の最新モデルには、最新素材『ルーセントスティール™』が使用されています。
■高性能な再生素材『ルーセントスティール™』
SDGsの一貫でゴールドをはじめとする貴金属やステンレススティールなどの原材料の生産・調達・加工のプロセスが重要視される時代の中、ショパールは現在この分野において最先端を走っているメゾンのひとつです。
ショパールは2023年末までに、全てのスティール製ウォッチにメゾン独自開発の『ルーセントスティール™』だけを使用することを宣言しました。
研究開発に4年以上をかけて生み出された『ルーセントスティール™』とは、その成分の80%以上にリサイクル素材を使用した、サステナブルなスティールです。
『ルーセントスティール™』は抗アレルギー性と耐摩耗性に優れ、さらに質感も美しいスティール素材です。
ルーセントスティール™の3つの特徴
①抗アレルギー性
外科手術で使用されるサージカルスティール並みに皮膚との高い適合性があるので、敏感肌でも安心して着用できる。
②50%増の硬度
一般的なスティールと比べて1.5倍の硬度があるため、摩耗に強く傷がつきにくい。
③高い反射性と光沢性
不純物の混合が極めて低く、優れた均質性をもつ結晶微細構造で高い反射性をもつため、貴金属のような強い輝きを放つ。
リサイクルスティールは全て、スイスもしくは近隣のオーストリア、フランス、ドイツ、イタリアなどショパールの製造拠点から1,000km以内から調達され、輸送によるCO2排出も抑えているそうです。
■2023年新作 『ミッレ ミリア クラシッククロノグラフ』
今年のミッレ ミリアは前作と比べてコンパクトなボディを採用しています。
40.5mmのケースサイズは『100 Miglia』にエントリーしたクラシックカーにぴったりのサイズ感で、クラシックカーのボディをイメージした4色の文字盤で展開されています。
ケースにはショパール独自のルーセントスティール™が採用され、風防の“グラスボックス”クリスタルが視認性を良くし、レトロな雰囲気を演出しています。
ロッソ・アマレーナ(チェリーレッド)
Ref : 168619-3003
ルーセントスティール製 ¥1,276,000(税込)
ヴェルデ・キアーロ(ライトグリーン)
Ref : 168619-3004
ルーセントスティール製 ¥1,276,000(税込)
ネロ・コルサ(レーシングブラック)
Ref : 168619-3001
ルーセントスティール製 ¥1,254,000(税込)
グリージオ・ブルー(ブルーグレー)
Ref : 168619-4001
イエローゴールド&ルーセントスティール製 ¥1,496,000(税込)
仕様
ケース径:40.5mm
サファイアクリスタルのシースルーケースバック 5気圧防水
ムーブメント:COSC認定自動巻きクロノグラフ、パワーリザーブ54時間
ストラップ:穿孔されたビンテージ カーフレザーまたはブラック・ラバー
■まとめ
いかがでしたか?
ウォッチメーカーとモータースポーツイベントとの間で最も長く続いているパートナーシップである、1000 Migliaとショパールの間には共通した精神があり、その両者には深い結びつきがあります。
今回の新作ミッレ ミリアに対し、カール=フリードリッヒ・ショイフレ氏はこう語っています「今年のタイムピースはコレクション36番目の作品で、前作よりもさらに1000 Migliaのユニークなオーラを反映しています。今年のレースにおける私のチャレンジのひとつは、自分の車を引き立てるミッレ ミリアを選ぶか、それともお気に入りの時計に合わせて車を選ぶべきか、を決断することでしょう。」
新作ミッレ ミリアの魅力を、ぜひ店頭でご確認ください。