グランドセイコー スプリングドライブ
皆様こんにちは。今回は世界が誇るグランドセイコーのムーブメント”スプリングドライブ”についてご紹介致します。
(出典グランドセイコーホームページhttps://www.grand-seiko.com/jp-ja/)
現行モデルに搭載されている”スプリングドライブ”のムーブメントは機械式時計の心臓部をテンプではなく、水晶振動子(クォーツ)に置き換えたものです。具体的には、ゼンマイのほどける力でローターを回して発電し、その電力でクォーツを振動させて、時計の進みを一定にします。
(出典セイコーミュージアムホームページhttps://museum.seiko.co.jp/knowledge/Quartz06/)
着想から実に20年以上もの年月を費やして開発され、さらに5年をかけて、グランドセイコーの冠を付すにふさわしい性能を実現させたのち満を持して2004年に誕生しました。
”スプリングドライブ”の利点は機械式ムーブメントの強い力と、クォーツ式ムーブメントの高い精度を持つこと。
一般的にクオーツムーブメントは機械式時計に比べて長時間針を動かすことができますが針を動かす力は機械式時計の半分ほどしかありません。
ゼンマイを動力源に持つスプリングドライブは、クォーツ式ムーブメント級の精度を持ちながらも、機械式時計と同じく、太くて長い針を回せます。また、テンプを持たないため、時計に強い衝撃を与えても時計はほとんど狂わず、磁気にも強いです。
(出典グランドセイコーホームページhttps://www.grand-seiko.com/jp-ja/)
このスプリングドライブは針の動きにも特徴があります。
クォーツムーブメントは1秒ごとに針が進むステップ運針、機械式時計は針がわずかにブレながらとスムーズに運針するスイープ運針です。
スプリングドライブに関しては駆動方式が機械式なのでスイープ運針が採用されています。
更に電子制御されているため、一般的なスイープ運針よりも流れるように動くのが特徴です。
スプリングドライブは制御システムにクォーツを使用しているので、月差±15秒程度しか誤差が生まれません。
機械式時計は日差±15秒程度は当たりまえですので、精度に関しては機械式時計を遥かに凌駕する高精度を誇っています。
なぜそこまで精度に差が出るのかというと、セイコーのクォーツ(水晶)は、3か月間かけてエイジングさせ、厳しい基準をクリアした水晶だけを選別して採用しているからです。
クオーツの時計は回路の劣化があるため寿命があります。ではスプリングドライブどうなのか?
やはり疑問が生まれます。
答えは心配ありません。定期的なオーバーホールを施せば機械式時計と同じく一生使い続ける事ができます。
スプリングドライブは水晶振動子やICを使用していますが、電子回路は使用していません。駆動自体は一般的な機械式時計と変わらないため、クォーツ時計のように明確な寿命は無いのです。
仮にIC回路に不具合が生じたとしても、該当パーツだけを交換すれば再び時を刻むようになります。
ここまでご紹介させて頂いたようにスプリングドライブはセイコーの匠の技術が凝縮された最先端のムーブメントです。
世界をリードするスプリングドライブ搭載のモデルを是非とも、店頭でご覧ください。
商品名:9Rスプリングドライブ
品番:SBGA439
ムーブメント:9R65 自動巻
ケース素材:ステンレス
ストラップ:ステンレス
防水:日常生活用強化防水(10気圧)
ケース径:40mm
特徴:パワーリザーブ72時間
平均月差±15秒(日差±1秒相当)
価格:¥605,000 (税込)